問 題
飽和した砂質地盤の液状化に関する記述㋐～㋓のうち、妥当なもののみを挙げているのはどれか。
㋐ 有効応力が上昇し間隙水圧が下降することで液状化は発生する。
㋑ 細粒分が少ないほど液状化は発生しにくくなる。
㋒ 同じ砂質土ならば、密に堆積している方が液状化は発生しにくくなる。
㋓ 同じ砂質土ならば、有効土被り圧が小さいほど液状化は発生しやすくなる。
- ㋐、㋑
- ㋐、㋒
- ㋑、㋒
- ㋑、㋓
- ㋒、㋓
正解 (5)
解 説
記述㋐ですが、液状化とは、地震等により間隙水圧が急激に「上昇」することで土構造が破壊されてしまう現象です。間隙水圧が「下降」ではありません。
記述㋑ですが、液状化の起こりやすさと地盤の性質は様々な要因が影響するのですが、細粒分が「多い」ほど原則として液状化は「起こりにくい」と考えられています。
細粒分が規定値以下の地盤については、液状化発生に対する安全率計算を行わなければならないといった規定があります。
従って、細粒分が「少ない」ほど液状化が発生しにくいという記述は明らかに誤りです。
以上より、㋒、㋓が妥当な記述です。
正解は 5 です。
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