公務員試験 H27年 国家一般職(土木) No.24解説

 問 題     

図のように一様な弾性体の棒の両端ABが壁に固定されている。

この棒の点Cに図に示す方向に軸方向荷重Pが作用するとき、端Aにおける軸方向反力の大きさとして最も妥当なのはどれか。

ただし、棒の長さはlとし、自重は無視する。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

上図のように2つに分けて考える。すると、ACの伸び = BCの縮み のはずである。

※RA,RBの方向についてですがACは「伸びる」、CBは「縮む」ように見えることからRAは左向きで、RBも左向き としています。

RA+RB = P です。・・・(1)

また、伸びは、断面積を A 、ヤング率をEとすれば

σAC=RA・(1/3 l)/AE 及び

σCB=RB・(2/3 l)/AE と表すことができます。

この2つが等しいのだから

R= 2RB となる。・・・(2)

(1)、(2)より

R= 2/3 P です。

以上より、正解は 3 です。

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