公務員試験 H26年 国家専門職(食品衛生監視員) No.6食品衛生学Ⅰ(3)解説

 問 題     

有害物質に関する記述 ①~⑤ について妥当なものには ○ を、妥当でないものには × をそれぞれ記せ。

① デンプンなどの炭水化物を多く含む食材を高温で加熱するとアクリルアミドが生成されることがある。

② 我が国での各食品の残留農薬基準値は農薬がADI に収まるよう我が国の食品摂取の実態に基づき設定される。

③ 魚介類中に含まれる有機ヒ素のアルセノベタインは代謝を受けずに未変化体のまま排出されるので毒性が低いと考えられている。

④ オクラトキシンAは主に損傷あるいは腐敗したリンゴに付着したカビにより産生される。

⑤ カドミウムを取り込んだ動物は金属結合性タンパク質のメタロチオネインの産生を誘導しカドミウムを捕捉することにより毒性を低くしていると考えられている。

 

 

 

 

 

 解 説     

①~③は、妥当な記述です。

④ですが
オクラトキシンはカビ毒の一種です。リンゴではなく豆類などの汚染が報告されています。リンゴに付着したカビ毒といえばパツリンです。

⑤は、妥当な記述です。

以上より、①◯、②◯、③◯、④☓、⑤◯です。

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