公務員試験 H26年 国家専門職(食品衛生監視員) No.2食品化学Ⅰ(2)解説

 問 題     

食品と香り成分の組合せ ①~⑤ について、妥当なものには ○ を、妥当でないものには × をそれぞれ記せ。

食品 香り成分
① 魚 ジアセチル
② オレンジ シトラール
③ ニンニク 1-オクテン-3-オール
④ バナナ 酢酸イソアミル
⑤ ハッカ バニリン

 

 

 

 

 

 解 説     

①ですが
ジアセチルは、バター、チーズ様の香り成分です。魚臭の代表的原因成分はトリメチルアミンです。

②は、正しい記述です。
シトラールはレモン臭の香り成分です。ゲラニアールとネラールという、シストランス異性体をあわせて指す名前です。オレンジにも含まれます。オレンジの代表的香り成分として他にリモネンなどがあります。

③ですが
1ーオクテンー3ーオールは、別名マツタケオールです。マツタケなどの香り成分の一種です。ニンニクの代表的香り成分といえばアリシンです。

④は、正しい記述です。
酢酸イソアミルはカルボン酸の一種です。バナナ、メロン様の香り成分の一種です。

⑤ですが
ハッカの香り成分はメントールです。バニリンは、名前からもわかるようにバニラの香り成分の一種です。

以上より、①☓、②◯、③☓、④◯、⑤☓です。

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