公務員試験 H26年 国家専門職(教養) No.26解説

 問 題     

表はある年のA~F国の降水量等を示したものである。これから確実にいえるのはどれか。

1. A~F国のうち人口が最も多い国はB国である。
2. D国の人口密度(人口╱面積)はE国の人口密度の約3倍である。
3. B E F国のうち面積が最も大きい国はB国である。
4. C国の1人当たりの年降水総量は、A国の1人当たりの年降水総量の約2分の1である。
5. A~F国についてみると、1人当たりの水資源量が多い国ほど年降水総量に占める水資源量の割合が大きい。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

選択肢 1 ですが、人口は右2列に注目すると計算できます。水資源量 ÷ 人口=1人当たり水資源量です。従って、人口=水資源量÷1人当たり水資源量です。1を超えるのが明らかに F のみなので、人口が最も多いのは F です。

選択肢 2 ですが、面積は左2列に注目すると計算できます。面積 = 年降水総量÷年平均降水量 です。D国の人口は 1/4.5 ぐらい、面積は 2 弱ぐらいです。一方、E 国の人口は 1/8 ぐらい、面積が 1/3 弱です。すると人口密度は D が 1/9 ぐらい、Eは 3/8 ぐらいです。人口密度は E の方が大きいとわかります。よって、選択肢 2 は誤りです。

選択肢 3 は妥当な記述です。

選択肢 4 ですが、C国の人口は 1/45 ぐらいです。1人当たり年降水総量は 4130 ÷ 1/45 です。一方、A 国の時のクは 1/5 ぐらいです。1人当たり年降水総量は 15200 ÷ 1/5 です。Cの方が明らかに大きいです。よって、選択肢 4 は誤りです。

選択肢 5 ですが、年降水総量に占める水資源量の割合は、明らかに E が1番大きいのですが、1人当たりの水資源量は下から2番目です。よって、選択肢 5 は誤りです。

以上より、正解は 3 です。

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