公務員試験 H26年 国家専門職(教養) No.15解説

 問 題     

図のように、縦3列横4段に仕切られた12の区画からなる棚がある。この棚には、花瓶、茶碗、人形、時計、ランプの五つの物がそれぞれ異なる区画に置かれている。またこの棚は前後どちらからでもそれぞれの区画に置かれた物を見ることができる。

A~Eの5人が前又は後ろからこの棚を見て五つの物の位置関係について以下のとおり発言した。このうち後ろからこの棚を見ている者が1人だけいることが分かっているときその者は誰か。

A:「茶碗の一つ右斜め下の区画に人形がある。」
B:「人形よりも右側の列の区画にランプがあるが隣り合ってはいない。」
C:「時計の右隣の区画に花瓶がある。」
D:「人形の一つ左斜め下の区画に時計がある。」
E:「ランプと同じ列の二つ上の区画に茶碗がある。」

1. A
2. B
3. C
4. D
5. E

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

問われているのが「誰が後ろから見ているか」なので、答以外では矛盾が生じると考えられます。「後ろから見ている1人」を A と仮定してみます。前から見ている配置で考えます。

Aが後ろから見ているのであれば、茶碗「↙」人形、人形より右にランプ。時計→花瓶、人形↙時計、ランプ↑↑茶碗なので、一例として、以下の図のようにまとめることができます。

条件を全て満たしています。よって、正解は 1 です。

ちなみに、もし B だけ後ろからとすると、時計の2つ上が茶碗になってしまい、ランプと茶碗の位置関係が満たされません。C,E も同様の理由でだめです。

もし D だけ後ろからとすると、時計が右端の列になるので、時計の右隣に花瓶を置くことができません。

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