公務員試験 H26年 国家一般職(高卒 基礎) No.25解説

 問 題     

天体に関する記述として最も妥当なのはどれか。

  1. 太陽は約30億年前に誕生し現在は主系列星に属する恒星である。太陽を含む約2千個の恒星が円盤状に広がり銀河系を形成している。
  2. 太陽系の惑星には半径が比較的小さく岩石を主体とする固体の表面を持つ地球型惑星と半径が比較的大きく固体の表面を持たない木星型惑星がある。
  3. 衛星とは惑星の周りを公転している天体をいい金星や火星には多いが木星や土星にはない。
  4. 小惑星は冥王星などその大きさが直径100km 程度で太陽の周りを公転するものをいいその多くが冥王星より外側の軌道に位置するため太陽系外縁天体とも呼ばれている。
  5. 彗(すい)星は木星の軌道の周辺からほぼ一定の周期で地球の軌道の周辺までを周回する天体であり,
    その周期は3年より短いものがほとんどである。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

選択肢 1 ですが、銀河系を形成する恒星が 2000 個は、いくらなんでも少なすぎます。よって、選択肢 1 は誤りです。

選択肢 2 は、妥当な記述です。

選択肢 3 ですが、木星や土星の衛星として、イオやタイタンなどが知られています。よって、選択肢 3 は誤りです。

選択肢 4 ですが、小惑星の多くは火星と木星の間の軌道を公転しています。よって、選択肢 4 は誤りです。

選択肢 5 ですが、彗星の多くは太陽系よりはるか外からやってくるため、周期は長いものが多いです。少なくとも「3 年より短いものがほとんど」という記述は明らかに誤りです。

以上より、正解は 2 です。

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