問 題
次の A~E は、五つの集団 (各500人) における一人一人の英語のテスト得点(横軸)と、国語のテスト得点(縦軸)の分布をそれぞれ模式的に表した散布図である。英語のテスト得点と国語のテスト得点の相関が、最も小さいものと2番目に小さいものとの組合せとして最も妥当なのはどれか。なお、選択肢の組合せは順不同とする。
1. A D
2. A E
3. B E
4. C D
5. C E
正解 (2)
解 説
相関とは、2 つ以上のものの間の関係です。大きく 3 つに分類されます。すなわち、正の相関、負の相関、無相関です。正の相関は、一方が増えると、もう一方も増える関係です。負の相関は、一方が増えると、もう一方が減る関係です。一方が増えても、他方と関係ないのが無相関です。そして、相関の度合いを表すのが相関係数です。相関係数は -1 ~ 1 の間をとります。
与えられた散布図において
B,C,D は、英語の得点が高いほど、国語の得点も高い傾向が見て取れます。相関が大きいと判断できます。
A の散布図は、英語の得点に関わらず、国語の点数がほぼ一定の点数であるとわかります。つまり一方が増えても、他方の増加に全く関連性がなく、相関は小さいと判断できます。
E の散布図は、点がばらばらで、相関が小さいと判断できます。
以上より、相関が最も小さいものと 2 番めに小さいものの組み合わせは A,E です。正解は 2 です。
コメント