公務員試験 H26年 国家一般職(高卒 技術) No.94解説

 問 題     

建物の換気に関する次の記述のうち最も妥当なのはどれか。

1. 室内の空気汚染の程度を表すものとして一般に NOx 濃度が用いられている。

2. 第三種機械換気設備は室内の汚染空気を早く排出して他の室に侵入することを防ぐことができるため便所湯沸室などに用いられることが多い。

3. 室内外の温度差による換気を行う場合排気のための開口部を低い位置に設けるのがよい。

4. 室内外の温度差による換気量は窓の高低差と室内外の温度差の積の平方根にほぼ反比例する。

5. 風圧力による換気量は開口部面積と風速に反比例する。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

選択肢 1 ですが
CO2 濃度が適切ではないかと考えられます。少なくとも「一般的に NOx」は妥当ではないと考えられます。よって、選択肢 1 は誤りです。

選択肢 2 は、妥当な記述です。

選択肢 3,4 ですが
温度差換気による換気量が、開口部の高さ、及び内外の温度差の平方根に、比例します。従って「低い位置に設けるのがよい」という記述は誤りと考えられます。また「反比例」ではありません。よって、選択肢 3,4 は誤りです。

選択肢 5 ですが
開口部面積 及び 風速に比例です。よって、選択肢 5 は誤りです。

以上より、正解は 2 です。

コメント