問 題
給排水設備に関する記述㋐~㋓のうち妥当なもののみを選び出しているのはどれか。
㋐ 受水タンクの有効容量は、一般に、1日の予想給水量の 2 倍程度とする。
㋑ 飲料水用の受水タンクは、タンクの天井、底、周壁を、建築物の構造体その他の部分と兼用してもよい。
㋒ 衛生器具にトラップを設ける主な目的は排水管からの有毒ガス悪臭害虫などが室内に侵入するのを防ぐためである。
㋓ 通気管を設ける主な目的はトラップ内部の封水が自己サイホン作用や吸出し作用などにより破封するのを防ぐとともに排水管内の流れを円滑にしかつ管内の空気を流通させて管内換気を行うためである。
1. ㋐ ㋑
2. ㋐ ㋒
3. ㋑ ㋒
4. ㋑ ㋓
5. ㋒ ㋓
正解 (5)
解 説
㋐ですが
受水タンクの有効容量は、試験時点において、指導基準によれば、1日あたり使用水量の 40% ~ 60% 程度が標準とされています。あまり多すぎると、残留塩素が法令濃度以下になるおそれがあるため、このような設定となっています。よって、㋐は誤りです。
㋑ですが
6面点検が可能であるように、天井、底、周壁を構造体その他の部分と兼用してはいけいない設定となっています。よって、㋑は誤りです。
㋒、㋓は妥当な記述です。
以上より、正解は 5 です。
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