H26年 国家一般職(高卒 技術) No.61 土木基礎力学 解説

 問 題     

図のように、片持梁に集中荷重と等変分布荷重が作用しているとき、固定端 A における曲げモーメントの反力の大きさはおよそいくらか。ただし梁の自重は無視できるものとする。

1. 150 kN・m
2. 200 kN・m
3. 250 kN・m
4. 300 kN・m
5. 350 kN・m

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

三角形分布荷重は、重心の位置への集中荷重に直します大きさは面積です。従って 30kN が 点 A から 10/3 m の所にかかっていると考えます。下図のように簡略化して考えます。

モーメントは「力×距離」です。点 A まわりの、荷重によるモーメントは 時計回りに 「30 × 10/3」 + 「5 × 10」 = 150 kN・m です。従って、点 A における曲げモーメントの反力は、反時計回りに 150 kN・m です。

以上より、正解は 1 です。

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