問 題
あるシステムの平均故障間隔(MTBF)は480時間平均修理時間(MTTR)は20時間である。このシステムの稼働率はおよそいくらか。
1. 24%
2. 42%
3. 64%
4. 88%
5. 96%
正解 (5)
解 説
平均故障間隔(MTBF:Mean Time Between Failures)や平均修理時間(MTTR:Mean Time To Repair)は、システムの信頼性を示すパラメーターとして用いられる用語です。「mean」 が「平均」という意味です。
システムのイメージとして、横軸に時間軸をとり、色付き部分を故障している時間として下図のように表します。
平均故障間隔(MTBF)とは、色付き部分「同士の間隔」です。平均修理時間(MTTR)は色付き部分「の幅」です。
あくまでも個人的感想ですが、実務的にはとにかく MTTR は短い方が助かります。お店で、レシートプリンタ や レジ が壊れた時を考えるとよいのですが、すぐなおるのであれば、なんとか既存システム(もう1台のレジを使う、最悪電卓+メモでしのぎ、その日の締めで修正する…etc)で対応できます。
これが、「5年に1回ぐらいしかおきないトラブルだけど、復旧に2日かかる」なんてトラブルだと、現場は大混乱で、ダメージが非常に大きいです。
本問では MTBF が 480 時間なので、黒と黒の間隔が 480 時間(20 日)、修理時間が 20 時間 ということです。500 時間のうち 480 時間稼働しているため 480/500 = 0.96 = 96% の稼働率といえます。
以上より、正解は 5 です。
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