公務員試験 H26年 国家一般職(高卒 技術) No.21解説

 問 題     

図のような回路において電流 I の大きさはいくらか。

1. 6 A
2. 7 A
3. 8 A
4. 9 A
5. 10 A

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

電池が 2 つあるため、キルヒホッフの法則を思い出します。下図のように、I から分かれる電流を I1、I2 とします。電流則から「I = I1 + I2が成立します。

電圧則より、「起電力の和 = 電圧降下の和」 です。起電力は、電池をマイナス→プラスに横切る時に増え、逆の時は減ります。電圧降下は、各抵抗における R × I です。

まず、大外の閉回路に注目すると、起電力の和は 10 + (-5) = 5 です。電圧降下は 1 × I1 です。従って 5 = I1 となります。

また、内側の閉回路に注目すれば、起電力の和が 10、電圧降下の和が 5 × I2 です。従って、I2 = 2 となります。

I = I+ I2 なので、I = 5 + 2 = 7 です。

以上より、正解は 2 です。

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