公務員試験 H26年 国家一般職(土木) No.34解説

 問 題     

構造物の基礎に関する記述㋐、㋑、㋒の正誤の組合せとして最も妥当なのはどれか。

㋐ 場所打ちコンクリート杭とは、既製のコンクリート杭を現場で打ち込む工法である。

㋑ 軟弱粘性土層に設置される杭基礎は、ネガティブ・フリクション(負の摩擦力)が発生するおそれがある。

㋒ フーチング基礎は一般に杭基礎に分類され、支持層が深い場合に採用される。

  • ㋐  ㋑  ㋒
  1. 正  正  正
  2. 正  正  誤
  3. 正  誤  正
  4. 誤  誤  正
  5. 誤  正  誤

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

記述㋐ですが、既製のコンクリート杭を現場で打ち込むのは「既製杭工法」です。場所打ちコンクリート杭は、現場で穴を掘った後に鉄筋を挿入し、コンクリートを流し込んで杭を作る工法です。よって、記述㋐は誤りです。

記述㋑は、正しい記述です。

記述㋒ですが、フーチング基礎とは直接基礎の一種です。基礎は大きく直接基礎と杭基礎の2つに分類されます。また、フーチング基礎は浅い基礎です。支持層が浅い場合に採用されます。よって、㋒は誤りです。

以上より、誤、正、誤です。

正解は 5 です。

コメント