公務員試験 H25年 国家専門職(教養) No.26解説

 問 題     

表は、我が国の飼料穀物の品目別茜国別輸入量の推移であり、各品目ごとに平成22 年度の上位 2 か国について、平成20年度から平成22年度までの輸入量とその品目の総輸入量を示したものである。この表から確実にいえるのはどれか。

  1. 「とうもろこし」の総輸入量に占める米国からの輸入量の割合が最も高い年度は、「こうりゃん」の総輸入量に占める米国からの輸入量の割合が最も高い年度と同じである。
  1. 「こうりゃん」の米国からの輸入量と、「こうりゃん」の表中にない国々からの輸入量の合計量を同じ年度で比較すると、どの年度も表中にない国々からの輸入量の方が多い。
  1. 平成20 年度の総輸入量に対しての平成22 年度の総輸入量をみると、それらの増減の割合が2割以上であった品目はない。
  1. 平成21 年度の総輸入量について、前年度と比べて最も増加率の高い品目は、「こうりゃん」である。
  1. 表中の国のうち、平成22年度の輸入量が前年度と比べて2割以上減少した品目が表中にある国は、2か国である。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

選択肢 1 ですが、とうもろこしの総輸入量に占める米国からの輸入量の割合なので、H20「11503/11722」 、 H21「10768/11587」、 H22「9548/10834」 に注目します。これは明らかに H20 年の 11503/11722 が 割合が大きいです。大体 98% です。

選択肢 2 ですが、H22 年度に注目すれば、こうりゃんの総輸入量が 1216 で、表の2国で 1057 輸入しているため、残りは 169 です。米国からの輸入量が 511 で、米国のほうが多いため、選択肢 2 は誤りです。

選択肢 3 ですが、H 20 → H22 で総輸入量が増えているのは、こうりゃん、大麦、小麦 です。その中で割合が特に伸びているのは小麦です。小麦に注目すれば 70 → 112と、約 50%( = 5割) の増加なので、選択肢 3 は誤りとわかります。

選択肢 4 ですが、1046 → 1509、957 → 1222、70 → 128 の増加率の比較問題です。こうりゃんは、50% 弱です。一方、小麦が 50% 強です。よって、小麦の方が増加率が高いです。選択肢 4 は誤りです。

1~4誤りなので、正解は 5 です。

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