公務員試験 H25年 国家一般職(教養) No.12解説

 問 題     

サッカーの地区大会がトーナメント方式で行われ、A〜Hのチームが参加した。試合について次のことが分かっているとき、「優勝チーム」と「決勝戦での優勝チームの得点」の組合せとして正しいのはどれか。

○ トーナメントの組合せは図のとおりであった。
○ 全ての試合は 1 点以上の得点の差がついて勝敗が決まり、引き分けはなかった。
○ 各チームの得点の合計と失点の合計は表のとおりであったが、一部は未記入のままとなっている。

優勝チーム 決勝戦での優勝チームの得点
1.B  3
2.B  4
3.D  1
4.H  3
5.H  4

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

ぱっと表を見た時、目立つのが B の失点合計が大きいことです。すると、第一試合の A – B でもしもBが負けていたとしたら、そこで6点奪われたことになります。そうすると、Aの得点の合計が6点以上のはずです。

しかし、Aの得点の合計は 1 点です。従って、第一試合は B の勝ちのはずです。以下、トーナメントの第一試合を表と照らし合わせて検討します。

Cは得点の合計が0で、失点が2なので、第一試合で D に0-2で破れたとわかります。

EとFに注目すると、もしEが初戦で負けたとすると、得点3、失点3では引き分けてしまいます。従って、E は Fに勝っています。Fの得点が2点なので、3-2で勝利しています。さらにここから、次の試合は0-1で負けたことがわかります。

G と H に注目すると、もし H が初戦で負けたとすると、得点5、失点4のわけがありません。従って、H は初戦に勝利しています。しかも対戦相手の G の失点が1なので、1-0で勝利です。

ここまででわかった結果を、トーナメント表、及び得失点表に書き込むと、以下のようになります。

ここで、H の得点合計が5,失点合計が4で、未確定の試合が後1試合であることから、決勝戦で H は3-4で負けています。

決勝戦でのHの相手は B or D です。D が勝ち進んだとして、決勝で4点とるのは無理です。なぜなら、得点の合計が4点で、すでに2点とっているからです。よって、決勝の H の相手は B です。優勝したチームは B です。決勝でとった点数は 4点です。

以上より、正解は 2 です。

トーナメント表、及び得失点表の確定する部分を埋めると、以下のようなものです。

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