問 題
我が国の下水道に関する記述ア~ウの下線部の正誤の組合せとして最も妥当なのはどれか。
ア 流域別下水道整備総合計画においては、下水道の施設の建設期間や耐用年数は長期であり、下水道整備の経済的効果を算出することは困難であることから、費用効果分析を勘案して定める必要はない。
イ 下水の排除方式の一つである分流式は、ニ系統の管渠を建設する必要がある方式であり、合流式と比べて建設費が高くなる傾向にあるものの、公共用水域の水質汚濁防止の点において有利であり、現在は多くの場合に分流式が採用されている。
ウ 沈殿法は重力沈殿可能な浮遊物質(SS)を沈殿除去して水と分離する方法である。SSの除去率は沈殿池の表面積とSSの沈降速度に比例し、流入水量に反比例する。
- ア イ ウ
- 正 正 正
- 正 正 誤
- 正 誤 誤
- 誤 正 正
- 誤 誤 正
正解 (4)
解 説
記述アは、常識的に考えて「費用効果分析を勘案する必要がない」という点は総合計画において明らかに不適切な記述です。誤りと判断できる記述と考えられます。
これにより、正解は 選択肢 4 or 5 です。
記述ウについて正しいとわかります。
記述イは正しい記述です。「分流式」の方がコストは上がるが主流です。
以上より、正解は 4 です。
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