公務員試験 H24年 国家専門職(食品衛生監視員) No.3微生物学Ⅲ解説

 問 題     


発酵と腐敗についてその共通点と相違点を8行程度で説明せよ。

 

 

 

 

 

 解 説     

回答例
「発酵とは、微生物によって有機物が分解されて特有の代謝産物を生成することである。原則として嫌気的に進行する反応である。腐敗とは、微生物によって有機物が分解されて悪臭や有害物質が生成されることである。共通点は微生物の働きによる有機物の代謝である点である。相違点は人にとって有益であるか有害であるかという点である。」

文字数をもう少し増やすのであれば
発酵について「代表例としては酵母によるアルコール発酵や乳酸菌による乳酸発酵が挙げられる。」といった例を加えて説明するとよいのではないかと考えられます。

また、「発酵と腐敗は相互に重なり合う部分がある概念といえる。」といったまとめのような表現を加えても、文字数を増やすという意味ではありかもしれません。

コメント