公務員試験 H24年 国家専門職(食品衛生監視員) No.1分析化学Ⅱ(1)解説

 問 題     

⑴ ガスクロマトグラフィーに関する次の記述の A~D に当てはまる語句を語群から選び出しそれぞれの番号を記せ。

「ガスクロマトグラフィーは、移動相に気体を用いるクロマトグラフィーである。注入口からシリンジ等により打ち込まれた試料は気化室で気化した後Aによってカラムに移動しカラム中の固定相の相互作用(吸着・分配)によって各成分は分離されその後 Bで電気信号に変換される。時間を横軸にB から得られた信号強度を縦軸にとることで C が得られる。C の D から物質を同定しピークの高さ又は面積から定量する。」

<語群>①エアーガス、②キャリヤーガス、③カラムオーブン、④検出器、⑤濃縮器、⑥クロマトグラフ、⑦クロマトグラム、⑧コレクションタイム、⑨保持時間(リテンションタイム)

 

 

 

 

 

 解 説     

A ですが
ガスクロマトグラフィーにおいて、試料を気化してからカラムへ移動させるためのガス という内容なので「キャリヤーガス」と考えられます。

B ですが
各成分が分離した後に電気信号に変換される部分ということなので、これは「検出器」と考えられます。

C ですが
得られる結果なのでクロマトグラ「ム」です。クロマトグラ「フ」は、測定に用いる装置のことです。

D は
これにより物質を同定するということなのでカラムへの「保持時間(リテンションタイム)」と考えられます。

以上より、A ②、B ④、C ⑦、D ⑨ です。

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