公務員試験 H24年 国家専門職(教養) No.39解説

 問 題     

次のA~Dの記述は我が国の経済指標についての説明でありその下の図は指標の動きを示したものである。経済指標についての説明及びその動きを示した図がともに妥当なもののみを挙げているのはどれか。

なおA~DにおけるⅠ、Ⅱ 図のうちどちらか一方が2008年~2010年の経済指標の動きを正しく示した図である。

A:鉱工業生産指数

鉱業及び製造業の生産動向を示す経済指標であり鉱工業製品の動きを示すものとしては、生産指数の他に出荷指数や在庫指数も発表されている。この指標の動きを示しているのはⅠ図である。

B:消費者物価指数

消費者が購入する財及びサービスの価格を総合した物価指数である。所得税などの直接税や株式の価格(株価)は消費者物価指数の対象に含まれない。この指標の動きを示しているのはⅡ図である。

C:完全失業率

全国の職業安定所(ハローワーク)において求職活動を行っている者の人数を就業者数で除したものである。バブル崩壊後の1990年代以降我が国の完全失業率は米国やドイツの失業率に比べて高い水準となる傾向にある。この指標の動きを示しているのはⅡ図である。

D:GDP(国内総生産)

我が国全体の経済活動を示す経済指標であり需要面からは民間最終消費支出民間企業設備投資政府支出純輸出の4項目に分けられる。これらの構成比をみると民間最終消費支出民間企業設備投資がそれぞれ約4割政府支出が約1割純輸出が約1割を占めている。この指標の動きを示しているのはⅠ図である。

  1. A B
  2. A D
  3. B C
  4. B D
  5. C D

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

2008 年 9月がリーマン・ショックです。これを機に、鉱工業生産指数・GDPは降下、完全失業率は増加していると推測されます。リーマン・ショックからのデフレという流れをふまえれば、消費者物価指数はリーマン・ショック以降下がっていると考えられます。

さらに GDP成長率については、縦軸に注目し、大体0~ー1.0%程度で落ち着きつつあるⅠ図が正しいと判断できるのではないでしょうか。

以上より、妥当なのは A、Bです。C,Dは誤りです。

正解は 2 です。

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