公務員試験 H24年 国家専門職(教養) No.12解説

 問 題     

あるホテルで働くA~Eの5人のアルバイトの勤務の割り振りについて次のことが分かっている。これから確実にいえるのはどれか。

○ Aが出勤していないときはBは出勤している。
○ AとCがともに出勤しているかAとCがともに出勤していないかのいずれかである。
○ Cが出勤しているときはDも出勤している。
○ Eが出勤しているときはAは出勤していない。

  1. Aが出勤しているならばEも出勤している。
  2. AかDのどちらかは必ず出勤している。
  3. BかDのどちらかは必ず出勤している。
  4. Cが出勤しているならばBも出勤している。
  5. Eが出勤しているならばDも出勤している。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

「◯◯なら、△△」という形式の条件が複数あるので命題と考えます→すぐ対偶です。出勤する→◯、出勤していない→☓として条件をまとめます。

・A☓→B◯ 対偶:B☓→A◯
・A and C ◯ or A and C ☓。※これは命題ではなく、前提条件です。
・C◯→D◯ 対偶:D☓→C☓
・E◯→A☓ 対偶:A◯→E☓

選択肢 1 ですが、A ◯ → E ☓ なので、誤りです。

選択肢 2 ですが、A ◯ なら、A and C ◯、C◯→D◯です。一方、A ☓ なら、A and C ☓ です。ここまででつながりは止まるので、Dは ◯☓ 確定しません。よって、選択肢 2 は誤りです。

選択肢 3 は正しい記述です。B ☓ → A ◯ 、A and C ◯、C ◯ → D ◯ です。

選択肢 4 ですが、C ◯ and A ◯、C ◯ → D ◯ 、A ◯ → E ☓ でつながりは止まります。Bの ◯☓ は確定しません。よって、選択肢 4 は誤りです。

選択肢 5 ですが、E ◯ → A ☓ and C ☓、A ☓ → B ◯ でつながりは止まります。D の ◯☓ は確定しません。よって、選択肢 5 は誤りです。

以上より、正解は 3 です。

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