公務員試験 H24年 国家一般職(化学) No.37解説

 問 題     

DNA の構造に関する次の記述の㋐ ㋑ ㋒ に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

「核酸の一つであるDNA は ㋐ が多数連結した鎖状の分子である。㋐ は糖に塩基とリン酸が結合した化合物である。この塩基は、窒素を含む有機物でプリン誘導体と ㋑ 誘導体に分けられる。DNA に含まれる主な ㋑ 誘導体は シトシンと ㋒ である。」

㋐ ㋑ ㋒

  1. ヌクレオシド フラビン チミン
  2. ヌクレオシド フラビン アデニン
  3. ヌクレオチド フラビン チミン
  4. ヌクレオチド ピリミジン チミン
  5. ヌクレオチド ピリミジン アデニン

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

㋐は、こうして並べられると不安になるかもしれません。㋑が明らかにピリミジンなのでそこから判断するとよいと思われます。ちなみに、ピリミジンの方が環が1個の簡単な方です。

ヌクレオチド=糖+塩基+リン酸です。ちなみにヌクレオシド=糖+塩基です。塩基については、アデニンとグアニンがプリン誘導体です。チミンとシトシンがピリミジン誘導体です。

以上より、正解は 4 です。

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