公務員試験 H24年 国家一般職(化学) No.12解説

 問 題     

図は 1mol の理想気体 A (分子量 M )の温度 T における速さの分布である。1mol の理想気体 B (分子量 3M )の T における速さの分布を表した図として最も妥当なのはどれか。なお比較のため、A の速さの分布を点線で示してある。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

同じ温度で分子量が大きくなると速度分布がどうなるか という問題です。知識がなくても、体が大きい人の方が、他の条件が同じならば動きがにぶくなるイメージが浮かぶのではないでしょうか。従って、分子の速さのピークが B の方が小さい → 点線と比べて「左側」へシフトしていると考えられます。正解は 1 or 2 と判断できます。

さらに、分子の速さが「0」となるのはさすがにほとんどありえないと考えられます。すると選択肢 1 は明らかに誤りです。

以上より、正解は 2 です。

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