公務員試験 H24年 国家一般職(化学) No.9解説

 問 題     

金属の表面に光を照射すると、金属から電子(光電子)がとびだして来る。この現象を光電効果という。図はある金属に照射した光の振動数 ν と光電子の運動エネルギーの最大値 Ex の関係を表したもので、図中の W は仕事関数(金属表面から 1 個の電子を外部に取り出すのに必要な最小のエネルギー)である。

この金属に振動数 ν0 より小さな振動数の光を照射しても光電子はとびださなかったが、ν0 より大きな振動数ν1 の光を照射した時光電子がとびだし EK=E であった。この金属に振動数2ν1の光を照射したときの EK として最も妥当なのはどれか。

  1. 2E – W
  2. 2E
  3. 2E+W
  4. 3E-W
  5. 3E+W

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

グラフだけ見て考えればOKです。0から νまで進むと E+W 増えている と読み取れます。νから2νまで進んでもやはり E+W 増えるはずです。従って、E+(E+W)=2E+W となります。

以上より、正解は 3 です。

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