問 題
図に示すような管路の定常流に関する記述ア~ウの正誤の組み合わせとして、最も妥当なのはどれか。
なお、断面 A から断面 C まで管路の断面積は一定とする。
ア 断面 A における断面平均流速 vA と断面 B における断面平均流速 vB の関係は vA < vB となる。
イ 断面 B における流量QB と断面 D における流量 QD の関係はQB=QDとなる。
ウ 断面 C の直後の急拡部において動水勾配線は上昇することがある。
- ア イ ウ
- 正 正 誤
- 正 誤 正
- 誤 正 正
- 誤 正 誤
- 誤 誤 正
正解 (3)
解 説
記述 ア ですが、連続の式 「Q=AV」 よりQ = AAvA = ABvB です。管路の断面積はA,B 等しいとあるのでAA = AB です。であれば、vA = vB となります。従って、記述 ア は誤りです。
記述イは正しい記述です。定常流とあるので、流量は一定です。
記述ウは正しい記述です。動水勾配線とは、ピエゾ水頭(=圧力水頭(p/ρg)と位置水頭(z)の和)を流下方向に合わせて書いたものです。
「重要な知識!動水勾配線は、急拡大する場所で上昇」します。
以上より、誤、正、正です。
正解は 3 です。
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