公務員試験 H27年 国家一般職(高卒 技術) No.91解説

 問 題     

建築物の音響に関する記述㋐ ㋑ ㋒のうち妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。

㋐ 音の高低は、音の周波数によって決まり、一般に、20~ 20,000Hz の周波数では、周波数が大きいほど高い音として聞こえる。

㋑ 一般にグラスウールやロックウールなどの通気性のある多孔質材料は主として低音をよく吸収する。

㋒ 一般に軽量床衝撃音に対してはカーペットなどの軟らかい材料を用い重量床衝撃音に対しては床スラブの厚みを増すなど床の剛性を高めることで騒音の防止を図る。

1. ㋐
2. ㋐ ㋒
3. ㋑
4. ㋑ ㋒
5. ㋒

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

㋐は妥当な記述です。周波数が大きいほど高い音です。

㋑ですが
多孔質は高音をよく吸収 が基本です。グラスウールやロックウールは多孔質材料の中では密度が大きい方で、比較的 中~低音域もよく吸収してくれます。しかし「主として低音」ではありません。よって、㋑は誤りです。

㋒は妥当な記述です。

以上より、正解は 2 です。

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