問 題
建築物の構造設計に関する記述㋐ ㋑ ㋒のうち妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。
㋐ 許容応力度計算に使用する積載荷重は一般に室の種類と構造計算の対象に応じて異なった値を用いる。
㋑ 剛性が同じ場合重い建築物ほど固有周期が長くなり軽い建築物ほど固有周期が短くなる。
㋒ 複数階の建築物において地震時には一般に相対的に剛性の高い階にエネルギーが集中してその階が壊れやすくなる。
1. ㋐
2. ㋐ ㋑
3. ㋑
4. ㋑ ㋒
5. ㋒
正解 (2)
解 説
㋐は妥当な記述です。
室の種類としては、住居の居室か、教室か、、、といった区別があります。構造計算の種類としては、地震力計算用などがあります。分類及び値が、構造設計指針により定められています。
㋑は妥当な記述です。
ばねに重りをぶらさげて振動させる時の周期を考えるとよいです。重たい重りをぶらさげた柱時計の振り子はゆっくり振動しているといった事例から、「重たい方が周期長い」と判断できるとよいです。
以上より、正解は 2 です。
ちなみに、㋒ですが一般に剛性が低い階が大きく揺れて壊れやすくなります。
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