問 題
ウイルスに関する次の記述の Ⓐ ~ Ⓙ に当てはまるものを語群から選び出し、それぞれの番号を記せ。
「ウイルスの直径は通常 Ⓐ ~ Ⓑ nm と著しく小さい微生物であり、生きている Ⓒ でしか増殖できない。ウイルスの遺伝情報を担う Ⓓ である核酸を中心にして Ⓔ の Ⓕ で包まれた構造から成る。Ⓕ は Ⓖ と呼ばれる構造単位から構成されている。Ⓓ と Ⓕ を合わせて Ⓗ と呼ぶ。ウイルスによっては、 Ⓗ を包む Ⓘ を保有する。完全な粒子構造をもち、感染性を有するウイルス粒子を Ⓙ という。」
<語群>
① 5 、②20、③300、④1000、⑤細胞内、⑥微生物内、⑦ゲノム、⑧プラスミド、⑨タンパク質、⑩ペリプラズム、⑪カプシド、⑫外膜、⑬カプソメア(又はカプソマー)、⑭ヌクレオカプシド、⑮エンベロープ、⑯細胞壁、⑰ビリオン、⑱ファージ
解 説
Ⓐ、Ⓑ ですが
原子 1 個が大体 1 Å = 0.1 nm です。原子数 100 個程度並べると 10 nm なので、流石に 5nm は小さすぎると感じるのではないでしょうか。一方、1000 nm = 1μm:細菌の大きさ まで行くと、ウイルスとしては大きすぎます。ウイルスの直径は通常「20」 ~ 「300」nm です。
Ⓒ ですが
ウイルスは、細胞を持たない極小の粒子です。他の生物の生きている「細胞内」に侵入した時だけ、その細胞の機能を乗っ取って増殖できるという特徴を有します。
Ⓓ、Ⓔ、Ⓕ、Ⓖ、Ⓗ、Ⓘ ですが
ウイルスは、遺伝情報を担う「ゲノム」である核酸を中心に「タンパク質」の殻で覆われています。このタンパク質の殻は「カプシド」と呼ばれます。ゲノムとカプシドを合わせて「ヌクレオカプシド」といいます。カプシドは多数の、同じ構造を持つ小さなタンパク質である「カプソマー」が組み合わさってできています。カプシドの外側に「エンベロープ」と呼ばれる膜で包まれていることもあります。
Ⓙ ですが
完全な粒子構造をもち、感染性を有するウイルス粒子のことを「ビリオン」と呼びます。エンベロープを有するか関係なく、感染能力を持った完全な状態になれば『ビリオン』です。ちなみに、細菌に感染するウイルス全体の総称がファージです。
以上より
Ⓐ:② 20
Ⓑ:③ 300
Ⓒ:⑤ 細胞内
Ⓓ:⑦ ゲノム
Ⓔ:⑨ タンパク質
Ⓕ:⑪ カプシド
Ⓖ:⑬ カプソメア(又はカプソマー)
Ⓗ:⑭ ヌクレオカプシド
Ⓘ:⑮ エンベロープ
Ⓙ:⑰ ビリオン です。

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