R1年 食品衛生監視員 No.2 食品化学Ⅰ (1) 問題と解説

 問 題     

Ⅰ.以下の問いに答えよ。

⑴ 脂質に関する記述 ① ~ ⑤ について、妥当なものには ○ を、妥当でないものには × をそれぞれ記せ。

① 炭素数が 14 個以上のものを、中鎖脂肪酸という。

② オレイン酸は、n ‒ 9 系列の脂肪酸である。

③ ヨウ素価とは、油脂 100 g に付加するヨウ素の量を g 数で示した値である。

④ 過酸化物価とは、油脂 1 g を中和するために必要な水酸化カリウムの量を mg 数で示した値である。

⑤ 飽和脂肪酸は、炭素数が多いほど融点が高い。

 

 

 

 

 

 解 説     

① ☓
脂肪酸の分類は学問によって少しぶれがありますが、炭素数 14 個以上であれば、長鎖脂肪酸と考えられます。中鎖脂肪酸は 炭素数 8 ~ 12 ぐらいと考えれば良いです。

② ◯
オレイン酸は、炭素数 18 で、メチル基末端から 9 番目の炭素に二重結合があるため、n – 9系列の脂肪酸です。

③ ◯
ヨウ素価は、油脂 100 g に吸収されるハロゲンの量をヨウ素の g 数換算で表したものです。簡単に言えば ③ の記述の通りです。不飽和脂肪酸の二重結合を検出します。

④ ☓
過酸化物価は、油脂 1kg 中に含まれる過酸化物の量を ミリ当量 (meq/kg) で表したものです。ヨウ素滴定法で測定します。水酸化カリウム (KOH) の量で表されるのは「酸価」です。

⑤ ◯
構成する炭素の数が多いほど分子間力が強くなり、融点が高くなります。

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