2023年 国家一般職(高卒 技術) No.36 通信技術 解説

 問 題     

アナログ信号の最高周波数の 2 倍以上のサンプリング周波数で標本化を行えば、標本化された信号から元のアナログ信号を再現できる。これを標本化定理という。

いま、最高周波数が 2500 Hz のアナログ信号を標本化することを考える。元のアナログ信号を再現するために満たすべきサンプリング時間の条件として最も妥当なのはどれか。ただし、サンプリング時間とは、標本化を行う時間間隔であり、サンプリング周波数の逆数で表される。


1.2 × 10-4 s 以上
2.4 × 10-4 s 以上
3.8 × 10-4 s 以上
4.2 × 10-4 s 以下
5.8 × 10-4 s 以下

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

標本化定理より、2500 × 2 = 5000 Hz 以上の周波数で標本化を行えばよいです。5000 の逆数は 1/5000 = 2 × 10-4 です。周波数が大きくなれば、逆数は小さくなるので「2 × 10-4 s 以下」となります。


以上より、正解は 4 です。

類題 H26 no34 標本化定理
https://yaku-tik.com/koumuin/h26-gijyutu-34/

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