2023年 国家一般職(高卒 技術) No.21 電気基礎 解説

 問 題     

図のような回路において、電流 I の大きさとして最も妥当なのはどれか。


1.2 A
2.4 A
3.6 A
4.8 A
5.10 A

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

電池が 2 つ以上あるので、キルヒホッフの法則を思い出します。I の流れる先の電流のうち1つを I1 とおきます。電流則より以下のように電流を表せます。

左側の閉回路(時計回り)に注目します。
キルヒホッフの電圧則より『起電力の和=電圧降下の和』です。

電池を横切る符号に注意します。注目している回路の向きで進んでいった時に、電池をプラスからマイナスに横切った場合は、符号を負と読みます。従って、起電力の和は 12 ー 2 = 10 です。電圧降下は 5 Ω の抵抗部分において 5 × I1 です。

従って、10 = 5 I1 ∴ I1 = 2 とわかります。

次に外側の閉回路(時計回り)に注目します。

起電力の和 12、電圧降下 3×(Iー2)です。
従って、12 = 3(I-2)∴I=6とわかります。


以上より、正解は 3 です。

類題 2021 no21
https://yaku-tik.com/koumuin/2021-gijyutu-21/

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