問 題
木構造に関する記述 ㋐、㋑、㋒ のうち、妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。
㋐ 建物に加わる固定荷重や積載荷重などの鉛直荷重を支えるために、筋かいを対角線方向に入れる。
㋑ 大壁の場合、柱と柱の間に約 450 mm の間隔で間柱を立てる。
㋒ 心持ち材において、見える面に生じる乾燥割れを防ぐため、あらかじめ隠れる面にのこぎりで割りを引き込んでおくことを、背割りという。
1.㋐
2.㋐、㋑
3.㋑
4.㋑、㋒
5.㋒
正解 (4)
解 説
㋐ ですが
筋かいとは、柱と柱の間に斜めに入れる部材です。風や地震による水平力に対抗するための部材です。「鉛直荷重を支えるため」という記述は誤りです。
㋑ は妥当です。
壁が柱を覆い尽くすのが「大壁」です。柱と柱の間にある、内壁や外壁下地のための小柱を「間柱(まばしら)」といいます。一定間隔で配置されます。
㋒ は妥当です。
心持ち材とは、木の中心部を含んでいる材のことです。乾燥によってひびが入りやすいという特徴があります。そこで変形を逃がすため、背割などの細工をします。
以上より、正解は 4 です。
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