問 題
コンクリートに関する記述 ㋐、㋑、㋒ のうち、妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。
㋐ コンクリートは酸性であり、年数の経過とともにアルカリ性化する。
㋑ フレッシュコンクリートのワーカビリティーは、構成材料が分離せず流動性や粘性が保たれたものが良と判断される。
㋒ 水セメント比が大きいコンクリートほど、圧縮強度は大きくなる。
1．㋐
2．㋐、㋑
3．㋑
4．㋑、㋒
5．㋒
正解 (3)
解 説
㋐ ですが
コンクリートの劣化原因の一つである「中性化」を思い出して、確実に誤りと判断したい記述です。コンクリートはアルカリ性を示します。空気中の二酸化炭素などにより、コンクリートのアルカリ性が失われるのが「中性化」です。㋐ は誤りです。
㋑ は妥当です。
ワーカビリティーについての記述です。ワーカビリティーとは「作業のしやすさ」です。材料が分離すると作業しづらいです。また、流動性や粘度が全くないとこれも作業しづらいとイメージできるのではないでしょうか。
㋒ ですが
水セメント比とは、練り混ぜた直後のコンクリートやモルタルに含まれる水とセメントの比率です。W（水）/C（セメント） で表されます。「W/C が大きい」とは水が多く含まれるということです。圧縮強度は「減少」します。㋒ は誤りです。
以上より、正解は 3 です。
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