2022年 国家一般職(高卒 技術) No.1 数学 解説

 問 題     

2 次方程式 x2 – 13 x + k = 0(k は定数)の解の一つが x = 5 である。このとき、もう一つの解はいくらか。

1.6
2.7
3.8
4.9
5.10

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

【解法1:因数分解を用いる】
解の1つが5なので、(x – 5)(x – ?) と因数分解できると読み替えます。すると 与えられた式における x の係数が「-13」になっているので、?=8です。つまり、もう1つの解は x = 8 です。

ちなみにこの時、2次方程式 x2 – 13 x + k = (x – 5)(x – 8) なので、係数比較すれば k = 40 であることもわかります。

【解法2:解の1つを代入して k を求めてから考える】
解の1つが5なので、x = 5 を代入してみます。すると 52 ー 13 × 5 + k = 0 ∴ k = 40 です。改めて2次方程式を見ると x2 – 13 x + 40 = 0 です。左辺を因数分解すれば (x – 5)(x – 8) なので、もう1つの解は x = 8 です。

因数分解が思いつかなければ、2次方程式における解の公式:x = -b±√(b2-4ac)/2a で解いてもかまいません。 x = (13 ± √(132 – 4 × 40))/2 = (13 ± 3)/2 となります。

以上より、正解は 3 です。

類題 H30 no1 解と係数の関係

 

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