2020年 国家一般職(高卒 技術) No.11 物理 解説

 問 題     

図のように、静水(流れのない水)に対して速さ 7.0 m/s で進む船が、真西から真東へ地面に対して速さ 3.0 m/s で流れる川の点A を出発し、A から真東に12 km 離れた点 B まで進んだ後、B にて方向転換してA まで戻ってきた。このとき、AB 間の往復に要した時間はおよそいくらか。

ただし、船は AB 間を最短距離で往復したものとし、B での方向転換に要した時間は無視できるものとする。

1.27 分
2.40 分
3.57 分
4.70 分
5.87 分

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

・A → B 間において船は 7.0 + 3.0 = 10.0 m/s の速さで進みます。12 km = 12000 m なので、12000 ÷ 10 = 1200 秒で B につきます。1200 ÷ 60 = 20 なので、20 分間かかっています。

・B → A 間では、7.0 ー 3.0 = 4.0 m/s の速さとなります。12000 ÷ 4.0 = 3000 秒で B から A に到着です。3000 ÷ 60 = 50 より、この区間では 50 分かかります。

求めたい「AB 間の往復に要した時間」は、20 + 50 = 70 です。

以上より、正解は 4 です。

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