問 題
建築基準法令に関する記述 ㋐、㋑、㋒ のうち、妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。
㋐ 外壁等の中心線から 1 m 以上突き出た庇(ひさし)がある建築物においては、庇の先端から 1 m 以内の部分は建築面積に算入しない。
㋑ 建築物の高さの算定における地盤面とは、建築物が周囲の地面と接する最も低い位置を含む水平面をいう。
㋒ 水平投影面積が建築面積の 1/8 以下の塔屋は、階数に算入しない。
1.㋐
2.㋐、㋑
3.㋐、㋒
4.㋑、㋒
5.㋒
正解 (3)
解 説
㋐ は妥当です。
※ 令和5年4月1日から施行される改正建築基準法により、物流倉庫等に設ける庇について、条件を満たせば5m以下が建築面積不算入となります。
㋑ ですが
建築物の高さ算定における「地盤面」は、建築物が、周囲の地面と接する位置の平均の高さにおける水平面です。「最も低い位置を含む水平面」ではありません。㋑ は誤りです。
㋒ は妥当です。
用途が塔屋(とうおく)で、水平投影面積が 建築面積の 1/8 以下なら階数に算入しません。塔屋とは、ビルの屋上に造られた建物のことです。 一般に、エレベーターの機械室、階段室、空調・給水設備室などとして利用されています。
同様に、地階の場合の用途が階段室・倉庫・機械室などで、水平投影面積が 建築面積の 1/8 以下の場合も階数に算入しません。まとめておさえておきましょう。
以上より、正解は 3 です。
類題 H28 no100 建築基準法
https://yaku-tik.com/koumuin/h28-gijyutu-100/
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