2022年 国家一般職(高卒 技術) No.98 建築計画・建築法規 解説

 問 題     

都市計画に関する記述 ㋐、㋑、㋒ のうち、妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。

㋐ 市街化区域は、すでに市街地を形成している区域及びおおむね 10 年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域である。

㋑ 工業専用地域には、小学校や中学校を建築することができる。

㋒ 第一種低層住居専用地域は、農業の利便の増進を図りつつ、これと調和した低層住宅に係る良好な住居の環境を保護するため定める地域である。

1.㋐
2.㋐、㋑
3.㋐、㋒
4.㋑、㋒
5.㋒

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

㋐ は妥当です。
都市計画法に基づく市街化区域の定義です。

㋑ ですが
工業専用地域とは、大規模な工場や危険物貯蔵施設を優先的に建設する地域です。そのような地域には学校建築はできないと判断できるのではないでしょうか。ちなみにですが工業地域にも、学校は建てられません。一方で、準工業地域には学校も建設可能です。㋑ は誤りです。

㋒ ですが
記述は田園住居地域についての記述です。第一種低層住居専用地域は「低層住宅の良好な環境を守るための地域」です。㋒ は誤りです。

以上より、正解は 1 です。

類題 2020 no98 都市計画

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