2022年 国家一般職(高卒 技術) No.52 機械設計 解説

 問 題     

一辺の長さが 20 mm の正方形断面をもつ一様な棒に、8.0 × 104 N の引張荷重が棒の軸方向に作用している。このとき、棒に生じる引張応力の大きさとして最も妥当なのはどれか。

1. 1.0 × 102 MPa
2. 2.0 × 102 MPa
3. 4.0 × 102 MPa
4. 6.0 × 102 MPa
5. 8.0 × 102 MPa

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

軸方向力を P、断面積 A とすると、軸応力 σ は P/A です。これは基礎知識です。

本問で断面積 A は 20mm の正方形なので 400 mm2 です。選択肢を見ると単位が Pa となっていて、Pa は 「N/m2」が単位です。そのため、400 mm2 = 400 × (10-3 m)2 = 4 × 10-4 m2 と単位変換をしておきます。

軸応力 σ = 8.0 × 104 ÷ (4 × 10-4)
= 2.0 × 108
= 2.0 × 102 × 106 Pa です。106 は M と書き換えられます。

以上より、正解は 2 です。

類題 2019 no54 引張応力

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