問 題
塑性加工に関する次の記述の ㋐、㋑、㋒ に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。
・ 金属材料を常温で圧延により変形させていくと、加工が進むほど変形 ㋐ なる。
・ プレス加工のうち、板材を二つの部分に切り離す加工法を ㋑ という。
・ 板材を曲げ加工したのち、荷重を除くと、素材の弾性によって変形がわずかに戻る現象を ㋒ という。
正解 (3)
解 説
㋐ ですが
金属材料を常温で圧延により変形させていくと、加工が進むほど変形「しにくく」なります。「加工硬化」といいます。㋐ は「しにくく」です。正解は 3 ~ 5 です。
㋑ ですが
「・・・二つの部分に切り離す」とあるので「せん断加工」です。深絞り加工は、平らな材料から、底のある容器状のものを成形する加工法です。㋑ は「せん断加工」です。正解は 3 or 4 です。
㋒ ですが
力をかけていたものを取り除くと、少しぽよんと戻るイメージです。ばねのようであることから「スプリングバック」といいます。字面からなんとなく選べるのではないでしょうか。フィードバックは、出力結果を元に行われる調節のことです。㋒ は「スプリングバック」です。
以上より、正解は 3 です。
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