2022年 国家一般職(高卒 技術) No.44 機械工作 解説

 問 題     

塑性加工に関する次の記述の ㋐、㋑、㋒ に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

・ 金属材料を常温で圧延により変形させていくと、加工が進むほど変形 ㋐ なる。

・ プレス加工のうち、板材を二つの部分に切り離す加工法を ㋑ という。

・ 板材を曲げ加工したのち、荷重を除くと、素材の弾性によって変形がわずかに戻る現象を ㋒ という。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

㋐ ですが
金属材料を常温で圧延により変形させていくと、加工が進むほど変形「しにくく」なります。「加工硬化」といいます。㋐ は「しにくく」です。正解は 3 ~ 5 です。

㋑ ですが
「・・・二つの部分に切り離す」とあるので「せん断加工」です。深絞り加工は、平らな材料から、底のある容器状のものを成形する加工法です。㋑ は「せん断加工」です。正解は 3 or 4 です。

㋒ ですが
力をかけていたものを取り除くと、少しぽよんと戻るイメージです。ばねのようであることから「スプリングバック」といいます。字面からなんとなく選べるのではないでしょうか。フィードバックは、出力結果を元に行われる調節のことです。㋒ は「スプリングバック」です。

以上より、正解は 3 です。

類題 2020 no45 塑性加工

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