2020年 国家一般職(高卒 技術) No.45 機械工作 解説

 問 題     

塑性加工に関する次の記述の ㋐、㋑、㋒ に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

・ ㋐ は、金型や工具などを用いて、素材の全部又は一部に圧縮力又は打撃力を与えて、素材を塑性変形させ、目的の形状に成形する加工法である。

・ プレス加工のうち、 ㋑ は、平らなブランクから、底のある容器状のものを成形する加工法である。

・ ㋒ は、丸い素材を工具に押し付けて回転させながら、素材の外周に工具の 凹凸 に対応した形状をつける加工法である。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

㋐ ですが
「鋳造(ちゅうぞう)」は、溶かした金属を型に流し込み、冷やし固めて目的形状を作る加工法です。記述は「鍛造(たんぞう)」が妥当です。

㋑ ですが
「せん断加工」は、せん断力により切断して目的の形にする加工です。記述は「深絞り加工」です。

㋒ ですが
「圧延」だと、圧をかけて延ばすイメージの単語なので記述とは異なると判断できるのではないでしょうか。「転造」が妥当です。

以上より、正解は 4 です。

類題 H30 no44 塑性加工

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