2022年 国家一般職(高卒 技術) No.21 電気基礎 解説

 問 題     

図のように、100 V の直流電源へ二つの抵抗 R、r を接続し、端子 a – b の両端の電圧を 5.0 V としたい。R、r の抵抗値の組合せとして最も妥当なのは次のうちではどれか。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

オームの法則 V = RI より、I = V/R です。直列回路では流れる電流が同じなので、各抵抗にかかる電圧の比と抵抗の比が同じとわかります。(例えばそれぞれの抵抗が 2Ω と 1Ω だった場合、流れる電流が同じなんだから、電圧が2:1でかかっているはずだ、ということです。)

本問では、電源が 100 V で、抵抗 r にかかる電圧が 5V なので、抵抗 R にかかる電圧は 100 – 5 = 95V です。5V と 95V は、比で言うと 1:19です。そのため、抵抗の比も1:19となります。抵抗の比が1:19になっているのは、選択肢から R = 190 Ω、r = 10 Ω です。

以上より、正解は 4 です。

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