2021年 国家一般職(高卒 技術) No.50 機械設計 解説

 問 題     

図のように、滑らかな水平面の一直線上を速さ 5.0 m/s で運動している質量 1.0 kg の小球 A が、 同一直線上に静止している質量 2.0 kg の小球 B に衝突したところ、衝突後、A は衝突前と同じ向きに速さ 1.0 m/s で、B は A と同じ向きに速さ v で運動した。このとき、v はおよそいくらか。

1.1.5 m/s
2.2.0 m/s
3.2.5 m/s
4.3.0 m/s
5.3.5 m/s

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

衝突と来たら「運動量保存則」を考えます。運動量とは、質量 × 速さです。衝突の前後で、運動量は保存されます。

【衝突前】
小球 A の持つ運動量:1.0 × 5.0 = 5.0
小球 B の持つ運動量:2.0 × 0 = 0 

合計:5.0 + 0 = 5.0

【衝突後】
小球 A の持つ運動量:1.0 × 1.0
小球 B の持つ運動量:2.0 × ?

合計は衝突前後で変わらないため 5.0

従って
衝突後の小球 B の持つ運動量は 5.0 ー 1.0 = 4.0 です。すると速さは 2.0 m/s とわかります

以上より、正解は 2 です。

類題 2019 no52 衝突後一体となった物体の速さ

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