2021年 国家一般職(高卒 技術) No.29 電力技術 解説

 問 題     

電磁力に関する次の記述の ㋐、㋑ に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

「図のように、I〔A〕の電流が流れている長さ l〔m〕の導体を、磁束密度 B〔T〕の一様な磁界中に、磁界の向きに対して直角に置くと、導体には大きさ ㋐ の電磁力が働く。また、この電磁力の向きは、図中 ㋑ の向きである。」

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

電流と磁界があり、力が働いているため「電流、磁界、力の関係」→「フレミングの左手の法則」を思い出します。中指 → 電流の向き、人差し指 → 磁界の向きとした時に、親指が力の向きです。

㋐ ですが
選択肢に注目すると、3個候補があります。導体が力を受けるのだから、l が大きいほど力を大きく受けると考えられます。すると、l が分母にあると「l が大きいほど、値が小さくなる」ため、l が分母にある式は誤りです。従って ㋐ は「BIl」です。正解は 1 or 2 です。

㋑ ですが
フレミングの左手の法則より、力の向きは ① です。下図参照。

以上より、正解は 1 です。

類題 H30 no29 電動機

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