問 題
開水路の流れに関する記述 ㋐ ~ ㋓ のうち妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。
㋐ 開水路の流れには常流、限界流及び射流という3 種類の流れの状態がある。
㋑ 常流が短区間で流下方向に射流に変わる現象を跳水という。
㋒ 跳水では激しい渦動のために流れのエネルギーが失われる。
㋓ 跳水前後の流速を求める際には、ベルヌーイの定理を適用することができる。
1.㋐
2.㋐、㋒
3.㋐、㋒、㋓
4.㋑、㋒、㋓
5.㋑、㋓
正解 (2)
解 説
㋐ は妥当です。
水深が限界水深 hc の時が限界流です。射流は 深さが hc よりも「浅い」場合です。この際、流速は限界流速よりも速いです。射流はシャ~っと流れる でイメージしやすいのではないでしょうか。
㋑、㋒ ですが
跳水は、射流から常流への不連続な変化です。エネルギーが失われます。㋑ は誤りです。㋒ は妥当です。
㋓ ですが
跳水前後では全エネルギーが異なるため、ベルヌーイの定理で流速を求めることはできないと考えられます。㋓ は誤りです。
以上より、正解は 2 です。
類題 H28 no26
https://yaku-tik.com/koumuin/h28-doboku-26/
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