問 題
質量 m の二つの小球 A、B が、それぞれ長さ L の絶縁性の糸で天井の一点からつり下げられている。A に電気量 qA (qA > 0) の電荷を、B に電気量 qB (qB >0) の電荷を与えたところ、図のように、A と B は、それぞれの糸が鉛直線と 45°をなして静止した。このとき、qB として最も妥当なのはどれか。ただし、クーロンの法則の比例定数を k、重力加速度の大きさを g とする。
正解 (3)
解 説
クーロンの法則を思い出します。Fクーロン = k Q1Q2/r2 です。本問における電荷間の距離は 図より √2L です。
小球 A に注目します。静止しているため、縦の力の和、横の力の和は共に 0 です。
・下向き mg の力が作用します。
・張力 T を縦と横に分解すれば
上向きに mg の力、右向きに mg の力が作用します。
・クーロン力により、mg の力が左向きに作用します。
クーロン力の公式:左辺には mg を代入すると
mg = k qAqB/(√2L)2
∴ qB = 2L2mg/kqA
以上より、正解は 3 です。
類題 H25 no20
https://yaku-tik.com/koumuin/h25-doboku-20/
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