2021年 国家一般職(電気・電子・情報) No.29解説

 問 題     

電気抵抗率に関する次の記述の ㋐、㋑、㋒ に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

「真性半導体では、温度が上がると電気抵抗率は ㋐ する。高純度のシリコン (Si) にヒ素 (As) をわずかに添加した不純物半導体では、ヒ素 (As) の割合が増加すると電気抵抗率は ㋑ する。金属では、温度が上がると電気抵抗率は ㋒ する。」

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

【温度と抵抗率の関係】
一般に、金属高温ほど電気抵抗率が高くなり、半導体では高温ほど電気抵抗率が小さくなります。

従って
㋐ は「減少」です。㋒ が「増加」です。


ちなみに ㋑ ですが

真性半導体は、添加物を加えていない純粋な半導体のことです。この状態では、ほぼ絶縁体です。不純物をわずかに加えることで、電気伝導率が上昇します。いいかえれば、電気抵抗率は減少します。


以上より、正解は 4 です。

類題 H30no29 真性半導体
https://yaku-tik.com/koumuin/h30-denjyou-29/

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