2020年 国家一般職(高卒 技術) No.51 機械設計 解説

 問 題     

図のように、質点 P が、直径 4.0 m の円周上を速さ 2.0 m/s で等速円運動するとき、この円運動の周期はおよそいくらか。ただし、円周率を 3.1 とする。

1.3.1 s
2.4.7 s
3.6.2 s
4.7.8 s
5.9.3 s

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

【解法1:速さの問題として道のり ÷ 速さで解く】
直径 4.0 m の円の円周は 4.0 Π です。円周率が 3.1 なので 12.4 m です。

円運動の周期とは、1周するのにかかる時間のことです。時間=道のり ÷ 速さ なので、12.4 ÷ 2.0 = 6.2 秒です。

以上より、正解は 2 です。

【解法2:円運動なので、単位ラジアンの角速度を考える】
等速円運動の速さの公式 v = r ω を思い出します。v = 2.0、r は半径なので、直径の半分だから 4.0 ÷ 2 = 2.0 m です。これにより、角速度 ω = 1(ラジアン)です。

円1周は 2 Π ラジアンです。これは基礎知識です。1周するのに 2 Π 秒 かかります。つまり、 2 × 3.1 = 6.2 秒かかります。

以上より、正解は 2 です。

類題 H29 no53 等速円運動

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