2020年 国家一般職(高卒 技術) No.22 電気基礎 解説

 問 題     

表に示すように、断面積と長さが異なる電線 A、B、C がある。電線 A、B、C が同じ材質であるとき、それぞれの抵抗値 RA、RB、RC の大小関係として最も妥当なのはどれか。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

H28 no22 電線の断面積と長さ と同テーマです。

導線の抵抗は、長さに比例し、断面積に反比例します。これが基礎知識です。断面積1、長さ1の電線を基準とするとわかりやすいかと思います。断面積1、長さ1の電線を「電線 R」とします。

電線 A は
電線 R から見て断面積2倍です。そのため、抵抗は
電線 R の 1/2 倍となります。

電線 B は
電線 R から見て、断面積3倍です。長さも3倍です。そのため、抵抗は
電線 R の 1/3 × 3 = 1 倍となります。

電線 C は
電線 R から見て、断面積4倍、長さ2倍です。そのため、抵抗は
電線 R の 1/4 × 2 = 1/2 倍 となります。

従って、RB > RA = RC となります。

以上より、正解は 4 です。 

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