過去問 2019年 国家一般職(高卒 基礎)No.30解説

 問 題     

次の A,B,Cは,魚介類に関する記述であり,また,図は,それらの魚介類の平成 29 年における我が国の主な輸入相手国・地域が占める割合(金額ベース)を示したものである。A,B,Cに当てはまる魚介類の組合せとして最も妥当なのはどれか。

A:当該魚介類の養殖池を造成するために,マングローブが伐採されており,マングローブが減少する原因の一つとなっている。

B:広い範囲を回遊する当該魚介類は,複数の国際機関により資源管理が行われている。また,2000 年以降,我が国において,完全養殖技術が開発された種がある。

C:河川などの淡水で生まれ,海へ下り,広く回遊しながら成長した後,成熟して産卵期になると生まれた川へ戻ってくる種がある。

A B C
1.たら ひらめ・かれい さけ・ます
2.たら ひらめ・かれい たこ
3.たら まぐろ類 さけ・ます
4.えび ひらめ・かれい たこ
5.えび まぐろ類 さけ・ます

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

A ですが
エビの養殖池を作るために、マングローブが伐採されています。ちなみに、マングローブとは、熱帯地方の河口域等で育つ森林です。「海の森」とよばれたりします。

B ですが
「回遊魚」、「2000 年以降、我が国において完全養殖技術が開発された」といった点から、まぐろ類と判断したい記述です。

C ですが
ノルウェーやロシアといった国が上位であることから、さけ・ます と判断したい記述です。

以上より、正解は 5 です。

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