過去問 2019年 国家一般職(高卒 基礎)No.19解説

 問 題     

図は,ある国において,東空港,西空港,南空港,北空港から入国した外国人の延べ人数及び国籍別構成比を示したものである。これらから確実にいえるのはどれか。

1.東空港から入国したE国籍の者の延べ人数は,北空港から入国したB国籍の者の延べ人数より多い。

2.西空港から入国したA国籍の者の延べ人数は,南空港から入国したA国籍の者の延べ人数より少ない。

3.東空港から入国したB国籍の者の延べ人数と,北空港から入国したB国籍の者の延べ人数との差は  5 万人以下である。

4.四つの空港から入国したC国籍の者の延べ人数を合計すると,600 万人を超える。

5.四つの空港の中で,複数回入国したD国籍の者の人数が最も多いのは東空港である。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

選択肢 1 が確実にいえます。
東空港から入国した E 国籍の延べ人数:大体 682 万の 11% → 75万 程度と 北空港から入国した B 国籍の延べ人数:大体 163 万の 16% → 25 万程度の比較です。東空港からの E 国籍の方が確実に多いとわかります。

ちなみに、選択肢 2 ですが
西空港から入国した A 国籍の延べ人数:大体 610 万人の 35% → 200 万人以上 と、南空港から入国した A 国籍の延べ人数:大体 122 万 の 52% → 60 万人程度 です。選択肢 2 は誤りです。

以下、少し略します。

選択肢 3 ですが
B from 東:680 万の 16% → 100 万以上
B from 北:163 万の 16% → 10 万程度 なので、差は5万人ではすみません。選択肢 3 は誤りです。

選択肢 4 ですが
C from 東:680 万の 11% → 75 万程度
C from 西:610 万の 27% → 180 万程度

C from 南、北:それぞれ 122 万の 10%、163 万の 53% なので、合わせても 100 万人いかない。合計 600 万には満たない。選択肢 4 は誤りです。

選択肢 5 ですが
複数回入国に関して、この資料からは読み取れません。いわゆる資料外の事情のため、誤りです。このパターンの選択肢は、資料解釈の問題で確実に誤りと判断できるように気をつけましょう。

以上より、正解は 1 です。



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